騒音に揉まれたウェブセミナー

今日の午前中は、とあるメーカーの従業員に向けたウェブ配信のセミナーだった。

その後に、神戸での裁判期日が入っており、新幹線での移動時間を考えると事務所でセミナー配信をしていては間に合わないので、朝7時頃の新幹線で10時に神戸に入り、最近増えてきた駅施設内のボックス型のワークスペースを借りて(昔の電話ボックスみたいな形)、そこでパソコンを開いて喋り、ウェブ配信セミナー実施することにした。

個室タイプのワークスペースなのだから喋る分には問題ないだろうと思いきや、とんでもなかった。駅施設内の人通りの多い場所にボックスがあったせいもあり(しかも朝の人の多い時間帯)、ちょうどもたれかかるのに適当な位置にあるようで通行人がボックスに寄りかかってくるのだが、そうするとボックスの囲いが柔らかいせいで、ギシ・ギシと音が鳴り揺れる、館内放送で、「〇〇線の電車が遅延したことを、お詫び申し上げます!」といった大音響の放送がボックス内にも響いてくる。

それがようやく終わったとホッとするやいなや、今度は駅構内の清掃の人が、床のあたりをチリトリを当ててガシガシ音を立てながら掃き掃除をしていてその音が中まで響く…といった感じで、何かあるごとに音や振動や物影が気になって仕方なかった。

特に、音については、ウェブセミナーでこちらがマイクオンにして話している途中なので、駅の館内放送が音声に入ってしまってはまずいと焦り、そのような雑音が鳴り始めるたびに、それをかき消さんばかりの勢いで「良いですか!皆さん!」とこちらも大絶叫で呼びかける始末。「皆さん、ここがポイントです!」などと、何度も声を張り上げて話をしたので、とても疲れた…。受講者も今日のセミナー講師はやたらポイントが多いなあと首を傾げたはず。

人の多い駅や時間帯で、このタイプのワークスペースはセミナーをするときは要注意です。

ただ、こういう負荷がかかった方がなぜかうまく話せるもので、この日も主催者から受講者の評価が高かったと嬉しいコメントをもらえた。